2011 Belgian Grand Prix


スパ・フランコルシャンと言えば、オー・ルージュ (Eau Rouge)。
     近くを流れる川の名前からとってます。
フランス語で赤い水。スパという名前の通り、このあたりは温泉地でもある。
温泉の成分が混じって赤い色に見えることがあるんだとか。


急勾配の上り坂は、下から見るとまるで壁のようです

そして何と言ってもこれまで観てきたレースの中で最もエキサイティングなオーバーテイクの場面。
  2000年のレースでハッキネンがシューマッハをパスしたあのシーンです。
    周回遅れのゾンタを両サイドから2台がパスしたんでよね。
45秒ごろからそのシーンです



今年も race weekend は雨でスタート。ここの天気は1年中こんななのかと思えてしまうな。



予選

Jenson にとっては最悪の結果。Q2 落ちの13位でした。

Q1がスタートすると直後にシューマッハがリタイヤ。
       ストレートでタイヤが突如はずれるトラブルでした。20周年だったのに最後尾スタートです。波乱の予感です。

Q1を難なくクリアしてQ2へ   ところがでした...
「考え違いをしてしまったんだ」とバトンは説明。「周回数が残っていないことを知らなくて、最初のラップを終えたあとタイヤをクールダウンさせてしまった。路面はどんどん乾いていっていて、コース上にはたくさんのマシンが出ていた。アタックラップは2番目か3番目のタイムでしかなく、もう1周するチャンスは残っていなかった。もう、すごくガッカリだしショックだよ。だってQ1では明らかに周囲より1秒速かったんだから。誤解によるもので、僕らのミスだ」

残り2分になったところでバトンはトップタイム。1分の時点で3位にいたのに。
   このころ、雨だったのに青空が出てきた。どのドライバーもタイムを更新してるコンディション。
      タイムアップした時点で路面はかなり乾いてた。リタイヤのスーティル以外は全員コース上に。
ところが、ピットインを示すマークがバトンに表示された。  えっ? 大丈夫か?
バトンが危ない。
                LTでもどんどん順位が下がってくよ。
                                         13位まで落ちちゃった。 
      チームラジオを聞いていると、チームからピットインの指示が出てた。
             川井ちゃんも言ってたけど、「本当か?」とバトンは確認してたもんね。
    前後をすべて聞いた訳ではないけれど、珍しいチームのミスですね。
しかしなぁ。痛いなこのミスは。
                          バトンは久しぶりのQ2落ち。
                                             いつものオトナのコメントしてるけどね。
もうQ3はボーっと見てただけだったかも。

小林可夢偉はバトンの1列前の12位。このあたりが、最近の予選の定番順位になってしまってるな。
                特に雨が降るようなコンディションではお手上げなのかな。

明日の決勝に期待しよ。スタート直後の数周でどこまで順位を上げられるかだね。


予選終了後にはタイヤに関するゴタゴタも
      オプションタイヤに予想以上のブリスターが出てしまってたからね





決勝



朝から青空が広がっていたものの、
             黒い雲も出ている日曜日の朝

スタートは曇り空。
  雨の予報は無くって、このままいけちゃいそう。

ジェンスのタイヤは、白いピレリの文字が。

プライムだ! 来たぞ。これはなんかやってくれるかも。

    レースの進め方がうまいところでこれは期待できるぞと

         シューミーもプライム選択してたね







スタート直後の1コーナーでは、数台が接触する波乱のスタート
     それよりも驚いたのは5位スタートのロズベルグが、ヴェッテルをパスしてトップへ。
             え?? 何があったのってスタートだったな
3周目にはヴェッテルがトップを取り戻したけどね

Lap4 ノーズ交換のためのPIT プライムからオプションへ
     このあとしばらくはバトンはトラフィックの中でもがいてた
           ガマンの走りだったね

レース自体は、オーバーテイクがたくさんあって、観ていて楽しいレースだったよ

Lap13 可夢偉とハミルトンが接触      Safety Car が入る
これはハミルトンのミスだな
そのままリタイヤ


ジェンソンは、このころまだ13位ぐらい   
SCがコースから消えると       美しい走りが始まったんだ
       そして、彼のファンは最後までこの走りを楽しむことになるんだ


次々とオーバーテイクを繰り返すジェンソン    本当に美しかった
     ねじ伏せる走りではなくって、きれいにパスしていくの
         しかも狙ったら1回でいっちゃうんだよね         自由自在に走ってた

川井ちゃんも言ってた通りに、ブレーキングが素晴らしい
     コーナーの侵入できれいにいっちゃうんだよね
          観てて楽しかった

Lap31 タイヤ交換のタイミングもあったけど、とうとう Topに。
           いやぁー。ものすごい美しい。カナダの時に似ていたかな

Pit後に4位になったものの、再びアロンソを見事にパスしてからチェッカー


残念ながらレッドブルの1-2を許してしまって、チャンピオンシップは遠くなってしまった
    それでも今日の走りはエキサイティングだったな
         きのうの予選でのミスがなければ.....
            そう考えてしまうけれど、こればっかりはね。

勝てないで満足してはいけないけれど、
                                   ワクワクさせる走りを見せてくれたね 

   Thanks, Jenson. Good job.





次は2週間後のイタリアです