Mercedes Benz Commercial

海外の自動車メーカーってすごくいい広告をしてるって思うな。
おそらく自動車に限った話ではなくって、他の業種でもそうなんだろうな。

でもこういうのを日本ではあんまり目にすることがないのが残念。コストの問題なのかな。きっと他にも原因があるんだろうな。


本当にユニークなものがよくある。すごく考えられてる。安易にタレント出したりしないもの。
自分の YouTube ではメルセデスチャネルをお気に入りに登録してるので、そこから TVCM をいくつかピックアップ。
動画だから全部見ると長いけれど、何分もかかるようなのは選ばないようにしてる。




2012年になってから使われている最新のB-ClassのCM。
エアバッグの機能をうまく表現してるんだ。クルマがぶつかるシーンってどうしても見るのが嫌になってしまいがちだものね。それをこんな風に表現してる。いいじゃんね。

Thanks, Airbag





次はスノードライブでの4WD (4MATIC) のCM。G-Classです。
F1ドライバーで、ともにチャンピオン獲得経験のあるミカ・ハッキネンとミハエル・シュマッハーが登場。彼らよりも安全に速く走れるってこと。
これって彼らがF1ドライバーで、どんな人なのかを知らなければ、なんてことないCMって思っちゃうよね。日本よりそれだけF1が広まってるってこともあるんだろうね。

Sunday driver
不思議なことにドイツ語バージョンはまったく同じ画像なのに、最後の女性が年齢がそこそこの男性に代わってるんだよね。なんでだろう。ドイツでは女性があんまりゆっくり走るイメージじゃないのかもしれないな。



こうやって機能をうまく表現してるよね。
エアバッグとか4WDの機能をまじめに説明したって、そんなCM見ないし記憶にも残らないものね。





次の2本は完全なイメージコマーシャル。でも実はこういうのにすごく興味があるのです。
なぜかと言うと、自分が買うクルマを選ぶときってこんなことを考えるのです。

このクルマのオーナーになったらどんな生活をするのかな。
  今の生活のどこが変わるのかな。
    行ってみたくなるところがあるのかな。行きたくなくなるところもあるのかも。
  着るものを変えたくなるかな。サングラスも欲しくなるかな。
    ドライビングスタイルが変わるのかな・・・

こんなことを考えるのです。
この感覚になったのは、初めてアルファのオーナーになった時。ビビッと感じるものがあったんだ。まさにいろんなことに変化があったんだ。
そういう姿がイメージできるCMって好きだったりするんだ。
(言い方変えれば、CMにめっちゃ左右されるってことか! そんなつもりはないのだけど)


前段が長くなっちゃった。イメージCMに話を戻します。

C-class Coupe のCM 'Venice' は、同じ登場人物で仕事中や旅行にでかけるバージョンなんかもあるのです。
これはまさしくマーケティングでターゲットにしている人なんだろうね。30歳台、子どもはまだで、収入はそこそこあるような。数年前にめちゃくちゃな若返りをしようとしたメルセデスがおちついたかな。


Venice

自分の生活がこうだとかではなくって、こういう生活したいなとか、やり残したから今からでも実現したいとか。
こんなドライブしたいなぁ。楽しいよね。
日本でも子どもがいるファミリーが登場するものってけっこうあるけれど、こういうのなかなかないよね。なんでだろ。自分が気づいてないだけで、実はあるのかな。少なくとも、今の自分がこうなりたいとか思ったのは記憶にないです。





SLK のCM 'Masquerade' には、またまたメルセデスのF1ドライバーが登場。ニコ・ロスベルクがモナコGPの市街地コースを走ります。残念ながら日本では使えないだろうな。こういうの。

Masquerade

こんなあり得ないシチュエーションがクルマを買う上で影響するのかって?
答えは確信して断言します。「もちろん影響します!」
シチュエーションは同じじゃないかもしれないけど、何らかの出会いがあるクルマのイメージでステアリング握るんだもん。心の準備ができるじゃん!!! 思うのは自由なんだからほっといてくれ。










日本で使えない話のつながりで、最後にフランスのルノーからのイメージCM。
娘と仲がいい母親のイメージなんだろうけれど、日本ではまだまだこういうのが出てくる環境にない。こんなのやったら抗議の山になるかも。
でも、これなかなかよいって思うな。

Tattoo



もしも全部の動画を見てくれた方がいたとしたらありがたいな。
お付き合いに感謝です。